FMにおけるBIMの活用や携帯端末を利用したCAFMシステムの開発

建設業の生産性向上に寄与するBIM※1は、設計・施工段階だけでなく、FMにおける利用も考えられます。FMにおけるBIMの導入の基礎研究として、コラボ室のPCや設備、什器等の一元的な管理を検討しています。また、施設を有効な状態に保つために行われている、「施設有効活用パトロール調査」等の作業の効率化を図る調査支援システムの開発等も行っています。以上のように本研究室では、BIMの利活用、携帯端末やwebブラウザを用いてFMを支援するCAFMシステムについて研究を行っていきます。

大学施設のスペースマネジメントに関する研究

各大学では限られた予算内で施設を有効に活用することが求められています。施設を有効に活用することや施設を維持するコストの確保等、熊本大学の方針に沿った提案を行うことを目的とし、本年度は教室や研究室等の各スペース利用の効率化を図ることを検討します。本年度は、レイアウト変更を行った本研究室の執務環境調査を考えています。

大学施設群の維持保全情報管理(ライフサイクルマネジメント)

施設を運用する際には建設時に比べ、より多くのコストが必要になります。また、大学のように多くの施設を保有する場合、施設を単体ではなく、群として管理していく必要があるため、コスト情報等の維持保全に必要な情報を管理し、最適な施設運用方法を検討します。その一貫として、全国の大学の事業継続計画の調査を検討しています。

公共施設におけるFM

現在、復興期から高度成長期に大量供給された公共建築が更新時期を迎えています。人口が拡大から減少へと転ずる中、地方自治体では、保有する公共建築の実態を調査し、削減目標を公表するなど積極的な動きが出てきています。単に施設の統廃合を図るだけでなく、スリム化を進めるなど、公共建築の新たな価値を示す様々な提案が行われています。それらの事例を検証することで公共施設に求められるFMについて検討します。